こどもの声に耳を傾け、こどもの気持ちに寄り添い、
こどもを見守り、専門的支援を行う
街の中から遊びが失われ、大勢で遊ぶことの少なくなったこどもたちは、自由に遊ぶように言われても、どうしたらよいか戸惑うことがあります。地域でこども・子育て支援のために活動を行っている関係機関・団体等と協力して、遊びや生活の環境を整えます。遊びを引き出し、遊びを通した未知の世界へ翔び立つための案内人を務めます。
こどもや保護者は、障害、虐待、いじめ、発達障害、不登校、貧困、親子関係、子育てなど様々な問題を抱えています。児童厚生員は援助の必要なこどもや保護者に対して、活用できる制度などの情報提供を行うとともに、より適した環境を整えられるように、関係する団体などと連携を図り、地域の人々と一緒に子育て、子育ちの支援活動を展開します。
児童厚生員は、個々の児童館活動だけにとどまらず、地域活動など、こどもや家庭への支援に努めます。(放課後児童健全育成事業に携わることもあります)
児童館活動に関わるすべての人が、児童館運営に関する法令や規定を遵守し、職場論理について高い意識を持つことが大切です。
児童厚生員はこどもの人権を尊重し、こどもの権利や個人差への配慮に努めます。またこどもの国籍などへのあらゆる差別的行為や、身体的・精神的苦痛を与える行為は禁止行為です。
児童厚生員は個人情報の取扱とプライバシーの保護に努めなければなりません。